この絵本がつくられた一つの理由に、こどもたちが未来を志向するきっかけにしたいという思いがあったとお聞きし、その思いに、ほんのわずかでものお手伝いができればと協力させて頂きました。震災から2年半が過ぎようとしている今、被災地以外では穏やかな生活を取り戻しているように思いますが、被災された皆様においては、私たちが想像する以上の悲しみや苦しみを経験し、今もなお辛い思いをされている方々が多くいらっしゃるのではないかと案じています。決して簡単なことではなく、まだまだ時間が必要かもしれませんが、一日でも早く、被災者の皆様に真の平穏な日々が戻りますように、そして未来へ向かって歩み出すことができますように、心から願っております。