読み手の紹介

山岸舞彩 山岸舞彩 NHKで「サタデースポーツ」「サンデースポーツ」のキャスターを務め、ロンドン五輪の現地キャスターに抜擢。現在「NEWS ZERO」(日本テレビ)でキャスターを務めている。

東日本大震災から、二年半以上の月日が流れました。被災された方々にとっては本当に長く、大変な日々だと思います。私は現在、NEWS ZEROという番組でニュースを伝えており、その中で被災地に足を運び取材もさせていただきました。そこで感じたのは、復興はまだまだこれからだという事です。大勢の方の命が犠牲になり、この震災によって失われたものは数え切れない程あります。それでも、前に進もうとする皆さんの強さを目の当たりにして、私に出来る事は何か、本当に考えさせられました。復興への道のりはまだまだ長く、険しいと思います。けれどもその中で少しでも私に出来る事があるならば、どんなに微力でも力を尽くしたいですし、ニュース番組のキャスターとして、また1人の日本人として、これからも伝え続けていきたいと思います。今回朗読させていただいた絵本は、読んだ方がそれぞれ色々な事を思い浮かべる事が出来るものだと思います。被災された皆さんの気持ちに少しでも寄り添えるものになっていたら嬉しいです。そして、この絵本を読んで下さった皆さんが色々な事を考え、様々な形で広がりを見せるキッカケになってくれたら嬉しいです。

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